森のはなし

いすくん
いすくん
明るい森
東京のはじっこ、緑深い青梅の森で育ったよ
いすくん
暗い森

どうしてこんなことに..?

林業就業者数

木を立派に育てるには
木々が密集しないように『間伐』をします
野菜を育てるときと同じように
“間引き”が必要​​
間伐をすると地面に日光も届きます

枯木
木が育たない

間伐されていない森の樹木は
日光が届きにくく、
利用できる木材になりにくい
→木材を利用しないと
伐採が進まず
木が混みあい成長しない

花粉
樹木の高齢化で
花粉が増える!?

樹木が40歳以上になると
花粉の飛散量が急増!
またCO2吸収量も低下
することがわかっています

土砂
土砂崩れの
危険増加!

間伐されている森よりも
放置されている森は
大雨が降ったときの土砂が
崩れる危険性が高まります

木こりさんたちは、森の環境を守る仕事でもあるんだね

土砂崩れ

間伐と土砂崩れの関係

間伐なし
【間伐しないと…】

木々が密集していくので
森の中が暗くなり
樹木も成長しにくく
地面の植物たちも生えにくい

間伐
【間伐すると…】

地面に日光が当たって
下草が生えたり
残された木々が
のびのびと成長しやすい

地表の植物たちは、実はとっても大事な役割があるんだ!

一滴の雨粒の衝撃を地表が受ける時
地表に植物があるか無いかで
土の流出量も違います
(葉のクッション&根のスポンジ効果)

つまり

土がまる出しの土壌は、
雨がふると表面の土が流れ出しやすく
土砂崩れにつながりやすい

雨水が地中に浸透する間もなく流れ出してしまうので、森の大きな役割である
“貯水機能”が落ちてしまいます

地面の植物たちの存在が、こんなに大切だったなんて!

森の中にゆっくり浸透した雨水は
地下水となって時間をかけて
”湧き水”となり
ミネラルウォーターの原材料と
なっています

森と水

森のたくさんの機能

酸素を作る

1本の木がつくりだす酸素量は年間20kg。
青梅市の山林で約40万人の酸素供給量があります。
(ただし、樹齢とともに二酸化炭素吸収量と酸素供給量は減っていきます)

クールダウン

森林では樹葉が直射日光を遮り、葉から蒸散された水分が周りの熱を奪います。
冷やされた空気は樹木の下へ向かい、わずかな空気の移動が木陰の涼しい風となります。

生態系の土台

森林は樹木や草、コケなどの植物や、菌類、土壌微生物、昆虫、鳥、爬虫類、哺乳類など様々な生き物の生息・生育の場となっています。

森
いすくん

まずは森のこと、もっと知って考えてみてほしいな


東京産材の枝と木で作った東京うまれ東京そだちのイス「home ホーム」。

普段、私たちが使っているモノ(プロダクツ)には必ず源があります。生まれ故郷の青梅市成木へ帰る姿に、ルーツ(ここでは「木材の物流」)を重ねて制作した3分ほどのPVです。 単なる動画撮影したものの逆再生ではなく、3日間で6000枚以上撮った写真でストーリーを組み立てたアニメーションです。観た方それぞれの視点で何か感じるものがあったら嬉しいです。

タイトル「home ホーム」の由来は、「h」をイスの横顔に見立て、イスの木材の故郷である青梅=omeを合わせました。撮影場所のほとんど東京(一部、埼玉県飯能市)です。

 企画・制作 都会の村人プロジェクト/地元びいき jimoto-b.com/ 撮影:栃久保 誠 tochikubomakoto.com/ ロゴ:津久井卓也