青梅の街を歩いていると、無垢の木の香りが漂う素敵なお店があります。
店舗情報 | |||
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電話 | 0428-78-3592 | ||
住所 | 青梅市本町150 | ||
営業時間 | 10:00-18:00 | ||
定休日 | 日曜・祝日 | ||
駐車場 | 提携駐車場をご利用ください(青梅駅前駐車場・本町駐車場・住江町駐車場) | ||
最寄駅 | 青梅駅から徒歩5分 | ||
WEB | https://butler-furniture.jp/ |
お店の名前は「BUTLER(バトラー)」。
執事の様にあなたの暮らしに寄り添い、そっとお手伝いをしたい、そんな思いが込められた手作り家具のお店です。

店内に入ると手前がショールームで、奥が工房になっています。ショールームでまず目を引くのが大きなテーブルで、お客様とのコミュニケーションに使われています。
また一輪挿しやカッティングボード、フォトフレームなどの小物が並び、すべて店長の森井隆介さんが作った作品です。


無垢の木の質感が好評
オーダーできる家具は、テーブルやイス、キャビネットなど。
ホームページをご覧いただくと一通り紹介していますが、これはあくまでサンプル。紹介している家具をそのまま作ることもできますし、違うデザインや素材で作るなど、お客様の様々なご要望に対応していただけます。

現在、主に使用している素材はオークやチェリー、メープル、ウォールナット。
杉やヒノキなどの針葉樹などもご要望があれば承ります。素材によって見た目や質感・重さが違うため、お客様のお好みで制作していきます。
一般的な家具とバトラーで制作している手作り家具では、仕上げの方法が違います。
一般的な家具はウレタン塗装で、ラップを巻いているようなイメージ。表面がテカテカした仕上がりで水には強い。それに対して、バトラーではオイル塗装で仕上げています。
オイルを木に染み込ませて保護しているため、手触りが木の感触そのもの。驚くほどスベスベしていて、いつまで も触っていたくなるほど気持ちがいいのです。

「こういう家具が欲しいと注文が入ると、お客様がイメージしていたものを超える家具を作るように心がけています。
ただ言われた通りに作るのではなく、こちらから色々と提案し、相談しながらより良いものを作るようにしています。他でもできるものは、私じゃなくてもいいですしね」と森井さんはいいます。


注文した家具が完成するまでは3~4か月かかります。すべてを一人で作るため、時間はかかってしまうのですが、どんな家具ができるのかワクワクしながら待つのもいいですね。
お客様からの評判はとてもよく、以前チェリー素材でテーブルを作ったお客様は、肌触りをとても気に入り、一生使いますと感激していたそう。



広い視野での家具作りを求めて独立
子どものころからモノ作りが好きだったという森井さん。受注から設計、製作、納品まですべてを一人でこなしています。
バトラーを始める前はオーダーメイド家具の会社に勤務していました。そこで家具職人として腕を磨くなか、特定の素材や道具など会社としての枠内で制作することが多かったそうです。より広い視野でいろいろな家具を自由に作りたいという思いで2017年9月に独立しました。

森井さんはこれまで家具の制作で大変だと思ったことがないとのこと。
家具作りが好きで、他の人から見たら大変だと思うようなことも、本人は苦労だとは感じていないようです。
森井さんは手作り家具の良さをこのように語ります。

「手作りの家具はニトリやイケアのように安くはないので、一般向けとは言えないのですけれども、手入れして使うことでアンティーク家具のように何百年も使い続けることができます。壊れたら修理をすることもできますし、それが無垢の木のよさですね。無垢の木は使いこんでいくことで味わいが出てきます。お客様にはここにきて、作ったものを見てもらって、良さを感じてほしい。それだけの品質があります」。
森井さんがこれまで制作した中の最高傑作は、10人掛けの大きなテーブル。2メートル40センチあり、納品が大変だったといいます。
ご縁で繋がる青梅の街
青梅駅前にお店を構えたのは、たまたまご縁があったからだという森井さん。
青梅市に居を構えていたことから、市内で店舗を探したところ、空き店舗不動産で現在の物件を見つけました。近所にある青梅麦酒とは開業のタイミングが近く、よく食べに行く間柄。商店街の方々もよくしてくれているといいます。

そんなご縁で青梅駅前通りに開店したバトラー、お客様も市内の方が多いといいます。
青梅大祭などのイベントに来た人がショールームを見て気に入り、数カ月後に注文するというご縁で繋がっています。

森井さんは青梅の魅力をこう語ります。
「古さがいいですよね。歴史があって祭りもある。伝統があるだけではなく、新しいものも生まれてきているところが青梅の魅力だと思います。うちも少しでも青梅の街の活性化に役立てればいいと思っています」。
業してからもう2年になるバトラー。既製の家具にはない、手作りならではの魅力を見に来てみませんか。
工房の作業風景をご覧になりたい方も歓迎いたします。納品や打ち合わせなどで不在の場合もありますので、お越しの際はご連絡いただけると確実です。


前はフォトグラファー/ライターで、
今は(特非)日本国際ボランティアセンターで国際協力活動中。
青森県出身で青梅市在住。青い所にしか住めないらしい。
長女が生まれたことがきっかけで青梅に住み始めるが、東京都で最も住みやすい地域だと思っている。
青梅のカフェを紹介する「青梅カフェ」というホームページやってます。
http://ome.town/cafe/
青梅フォトカジェーの審査員もやってます。
http://ome-photocalle.fotoporvenir.com/
日本国際ボランティアセンター
https://www.ngo-jvc.net/