河辺駅南口から体育館通りを、歩いて4分程。
2013年にオープンした「BAKERY MUGINOME(ベーカリー 麦の芽)」は、
ライ麦パンをはじめとする、豊富な品揃えが嬉しいお店です。
| 店舗情報 | |||
|---|---|---|---|
| 営業 | 10:00~18:00 | ||
| 定休日 | 水・木 | ||
| 電話 | 0428-25-0127 | ||
| 住所 | 東京都青梅市河辺町4-11-2 和光マンション102 | ||
| アクセス | JR青梅線「河辺駅」南口徒歩4分 | ||
| 席数 | テイクアウトのみ | ||
| 駐車場 | なし | ||
| 支払い | 現金 | ||
| WEB | https://muginome.wixsite.com/0526 | ||
| SNS | なし | ||

レザンオランジェ/あんバターフランス/塩バターコーンを、いただきます


パンドカンパーニュから、ご紹介するのは『レザンオランジェ』。
噛んだ瞬間、果実の甘みが広がります。
ぎゅっとした生地感は、ライ麦パンならでは。
その中にぎっしりと詰まったレーズンと、オレンジピールを味わいたくて、
あと一口、もう一口…が止まりません。
人気の『あんバターフランス』は、電子レンジで30秒ほど温めてからいただきます。
噛み応えのあるしっかりした生地から、じゅわっと染み出すバター。
その塩気と、こしあんの優しい甘みがマッチして、美味しい~!
惣菜パンからは『塩バターコーン』をチョイス。
コーンという具材から、素朴な感じかな?と思いきや、食べてびっくり!
噛むほどにバターのコクとうまみが広がる、リッチな味わいです。
コーンのプチプチとした食感も楽しくて、あっという間に食べ終えてしまいました。
まっすぐ伸びる、麦のように

埼玉県の『デイジイ』をはじめ、4軒のベーカリーで14年間の修行を経て、出身地である青梅にお店を構えた杉本さん。
小さく、可愛らしい「麦の芽」がやがて大きくなり、踏まれてもまっすぐ伸びていく様に、
これからへの希望と、親しみやすさも込めて『ベーカリー 麦の芽』と名付けられたそうです。
丹念に作られたパンの販売・製造補助を担当するのは、杉本さんの妹さんと、パートさん。
一人ではできない仕事を助けられ、営業ができていると、感謝の思いも語られていました。
素材選びと酵母の働きが、美味しさを作ります


多種多様なパンを扱う『麦の芽』。
それぞれに異なる製法を支え、豊かな食感を生み出す小麦粉は、パン作りと相性の良い外国産を使用。配合も、そのパンに取ってベストなバランスになるよう調整されています。
副材料は北海道産の「よつ葉バター」など、実際に味を確かめ、納得した物を使うそう。
材料が揃ったら、パンを美味しくするのに欠かせないのが、酵母の働き。
その力が最大限に発揮されているのが、『麦の芽』のパンの特長です。
発酵食品の味を上質にするには、微生物(酵母)の助けを上手に借りることだと、杉本さんは語ります。
微生物(酵母)の働き方や、出てくる成分、その質は、例えば温度一つの違いで変化するそう。
お店という現場で、酵母の働きを毎日観察し、時に調整するのが、作り手の役目。
『麦の芽』で行う「低温長時間発酵」は、冷蔵庫で温度を安定させ、じっくりと発酵させる製法。パン酵母の働きを良くし、時間も与えることで、その成果を美味しくいただくことができるといいます。
助けを借りる、成果をいただくという語り口に、杉本さんがパン作りに向かう誠実さと、深い愛情のような物を感じました。
また、製法はパンの種類により使い分けているとのこと。
例えば、『こしあんパン』には米こうじ種を、パン作りに適した状態に発酵させてから使います。
これは杉本さんが、明治の日本で木村安兵衛が考案した「酒種あんぱん」に憧れ、そのエッセンスを継承しようと、製法を模索し、実現に至ったそうです。
お目当てのパン、ゲットするならこの時間!


パンが店頭に並ぶ時間帯の目安は、以下の通りです。
気になるパンの焼き上がりに合わせて、訪れてみてはいかがでしょうか。
10:00 『ベーカリー 麦の芽』オープン
11:00頃 ハード系の総菜パン、豆乳食パンのスライス
12:30頃 バタール
13:00頃 塩バター
13:30頃 あんバターフランス
15:30頃 パンドカンパーニュ(ライ麦10%配合のパン。
金~月曜のみ)
15:45頃 パンドセーグル(ライ麦40%配合のパン。土曜のみ)

青梅市在住、兼業ライターです。仕事に、子育てに奮闘中!
青梅の楽しさを、たくさんの人に伝えたいです。
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