JR青梅線河辺駅から北へ伸びる道沿いにある「お菓子の工房 由香里絵」。青梅街道のすぐ近くの“いなげや”の向かい、赤い看板が目印。
この地で30年以上続く「由香里絵」さんは、開店当時からの長年の常連さんも多く、また1人で立ち寄る男性客もとても多いのだそうで、地元のひとが気軽に愛用する街のパティスリーです。
やはり一番人気はショートケーキで、次いでモンブランとのこと。
由香里絵のモンブランは、とっても珍しいフォルム。モンブラン山というよりマッターホルンのような美しい円すい形にマロンペーストが仕立てられています。
中には刻んだ栗の甘露煮と生クリームがたっぷり。これも35年前の創業時からこの形という由香里絵オリジナルの人気商品です。
こちらも創業以来の看板商品で、レトロなビジュアルも可愛らしいプチケーキ。以前はフロマージュという名前でしたが“おうめ小判”という名前にリニューアルしました。
ひと口サイズながら、どちらもしっとりと濃厚で本格的な味わい。とってもプチプライスですが、お値段以上の満足感があります!
どの世代にも喜ばれそうで、手土産にちょうど良いです。
手土産といえば、華やかなマカロンの詰め合わせもおススメ。フレーバーが10種類近くあって、好きなものを詰めてもらえます。
生菓子・焼き菓子共にすべての製造をひとりで担っているという牧野シェフは、2代目の店主。
実は5年前、由香里絵の創業者がお店をたたむかどうか迷っていた時期に、いつか独立をと考えていた牧野さんとひょんなことでつながり、お店を引き継ぐことになったそうです。
昔からの常連さんたちはとても舌が肥えていて、少しでもレシピを変えるとすぐ分かってしまうんですよ、と苦笑する牧野さん。
「でも“この前のケーキはこうだったね、前はあんな感じだったよ”ときちんと伝えてくださるのも嬉しいし、期待に応えたいというやりがいも大きいです。」
もともと牧野さんは群馬出身で、当時も群馬のパティスリーに勤務していました。
青梅の地には何のゆかりもなかったのですが、ちょっとした不思議な巡りあわせがあって、意を決して家族4人で青梅に移住し、由香里絵を引き継ぐことになりました。
奥様も店頭で販売を手伝い、ご主人を支えています。
「作り手としては、お客さんが食べている姿を一番見たいんですよね。想像するしかできないのですが。
たとえば仕事で疲れて帰ってきたときに、自分がつくったケーキで一瞬でも幸せな気持ちになってくれたらなぁと。
だからこの前、米寿のお祝いケーキを注文された方から、おばあちゃんの喜ぶ姿の画像を送って下さった事があって、それはめちゃくちゃ嬉しかったです」
純粋な気持ちで、“幸せな時間を届けたい!”と真摯な姿が印象的な牧野シェフです。
由香里絵でホールケーキを注文すると、なんと花束がプレゼントという嬉しい特典があります!(前日までの注文)
長年の由香里絵ファンの信頼を確実に得ながら、新たな挑戦を続けています。
★営業日および営業内容は変動する可能性がありますので、店舗HPをご確認ください(2023年5月更新)
※価格は税込み表示
お菓子の工房 由香里絵
電話: 0428-23-3559
住所: 東京都青梅市野上町3‐7‐32
営業時間:10:00-20:00
定休日: 火曜
最寄駅: JR青梅線河辺駅北口より徒歩約10分
WEB: https://ome-yukarie.com/