地元の素材を活かしたスイーツを次々生み出す、地元愛あふれるパティスリー。
いまやあまり見かけない懐かしのサバランやバターケーキがあったり、カフェスペースもあったりと便利なお店です。
店舗情報 | |||
---|---|---|---|
電話 | 0428-34-9525 | ||
住所 | 東京都青梅市今寺5-9-2 | ||
営業時間 | 9:00-19:00 | ||
定休日 | 木曜日/月1回不定休あり | ||
駐車場 | 店頭に4台 | ||
支払い | 現金/paypay | ||
WEB | https://www.patisserieterroir.com/ | ||
https://www.instagram.com/soreiyuakira/ |
カインズや、JA西東京かすみ直売センター(青梅市今寺)のすぐ近く、2014年11月に開業したパティスリーテロワールさん。
テロワールとは、”土地・土壌”のこと。
その名の通り、ここ青梅で産まれた素材を厳選して、積極的にスイーツ作りに活かしています。ショーケースや焼き菓子コーナーには、地元青梅や東京の素材を使用したものや、市内のお店とコラボした、ここにしかない地場産スイーツ達が並びます。


豆腐の全国大会で何度も受賞している青梅の「とうふ工房ゆう」さん。
こちらは、その金賞をとった特選絹ごし豆腐を使用した、豆腐の風味が香るスペシャルなチーズケーキです。
そのままでも濃厚でなめらかな口あたりのお豆腐をいかし、しゅわっと溶ける口どけと控えめな甘さで人気商品です。

こちらは青梅市・友田町で地元素材のチーズを製造しているフロマージュ・テロワールさんとのコラボ商品。
青梅産の牛乳で仕込んだ貴重なフロマージュブランをたっぷり使用して、うっとりするほど、なめらか食感。
購入するときに、パリッと香ばしくキャラメリゼしてもらえます。


ほうじ茶シリーズは、青梅市今井にある杉田園さんのほうじ茶を使っています。牛乳も東京の牛乳を使用と、地元素材にこだわっています。

「普通のチーズケーキはありますか?」
もともと何種類もチーズケーキをバリエーション豊かに揃えていたのに、このようによく聞かれていたことから生まれた『FUTSUのチーズケーキ』
お客さんにとって普通のチーズケーキってなんだろう??と思いながら、ベーシックなベイクドチーズケーキをFUTSUとしてご用意したとのこと。
ただ、そこに刺さっているのはキャラメルソース。味変(あじへん)して楽しめるようにとのプチおまけ。
やっぱり普通では終わらないのが、テロワールさんです。




新しい発想のユニークな創作スイーツや、逆に昔懐かしいレトロなケーキもあり、もちろん定番商品までラインナップの幅がとても広いです。
特にバターケーキやサバランなどは扱うお店も少ないので、遠くから目指してくる方もいるのだとか。
店内には7席のイートインスペースもあります。ドリンクの提供もあるので、お店でゆっくりできるのもいいですね。(クリスマスや母の日などのイベント時には混雑が予想されるので閉鎖している可能性があるとのことです)
地元で天職をいかす

アイディア満載のスイーツ達を生みだし続けるオーナーシェフの大室旭さんは、地元青梅市・日向和田の出身です。
学生時代に菓子職人を志して以来、老舗菓子店マロニエ(国立)や雅藤(藤沢)で17年の修行期間を経て、地元で開業しました。
実は店舗の上にご家族で住まれていて、取材にうかがった際も作業場の隣の部屋で小学生の娘さんが宿題をしていました。
開業して一番よかったのは、通勤0分ももちろんですが、こどもたちの顔を見る時間が圧倒的に増えたことが嬉しいとのこと。




パティシエは人気の職業ですが、実は1年で6割が離職し、10年で残っているのは1割にも満たないという厳しい世界。
「でも、やればやるほど身について、試行錯誤の毎日が飽きなくて、とてもやりがいがある仕事。
20年以上続けてきて、今ようやくスタートラインに立ったなと思います。
やり続ければ天職になる仕事だから、自分のお店ではホワイト企業にしたい。」と大室さんはいいます。


テロワールさんのオーダーケーキは、とにかく自由でサプライズなケーキなので、記念日がもっと特別な日に!あらゆる注文にきっちり応えられる対応力。インスタグラムにも驚きのオーダーケーキをたくさん発見します。


クッキーやマカロンにもデザイン(お子さんが描いた絵などでも)がプリントできるそうなので、記念品などにもいいですね。
大室さんの趣味は「ケーキ屋巡り」で、これまで500店舗以上巡ってきたという、根っからのスイーツ好き。
アイディア豊かな今後の創作スイーツが楽しみです。