
黒い格子戸を開けると、一瞬で包まれる温かいアンティークな空間
店内に一歩足を踏み入れると、そこは時が止まったかのような落ち着いた雰囲気。レトロモダンな内装が、外の世界とは流れる空気まで変えてしまう。でもなんだか懐かしくて温かい印象の青龍kibako。
店舗情報 | |||
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電話 | 0428-78-4947 | ||
住所 | 青梅市仲町303-1 | ||
アクセス | JR青梅駅から徒歩3分 | ||
営業 | 9:00-23:00 | ||
定休日 | 月曜 | ||
駐車場 | なし(近隣コインパーキング有) | ||
https://www.facebook.com/guesthouse.seiryuukibako |
青梅駅から徒歩3分。青龍kibakoは旧青梅街道沿いに建つ長屋造りの建物をリノベーションして、2017年にオープンしました。

国登録有形文化財のゲストハウス
昭和2年に建てられたという長屋づくりの建物は、「看板建築」といわれる当時の代表的な商業建築。もうすぐ築100年に届く歴史のある建物で、国の登録有形文化財に指定されています。

そんな貴重な建物に泊まれてしまうという青龍kibakoは、開業から2年で海外からのお客様は40か国を超え、国内では北海道から沖縄まで全国の旅行客が訪れているとのこと。
青梅駅からも歩いてスグなので、御岳山や奥多摩方面へハイキングやツーリングを楽しむ人達の拠点として愛されています。

1階はカフェになっており、おススメは「多摩ワールドコーヒー」で焙煎された青龍kibakoオリジナルブレンドのコーヒー。紅茶にもこだわっていて、香り高いアールグレイティーや、ベリーやリンゴなど数種類のチップがフレッシュな味わいをもたらすフルーツティーも是非お試しあれ。




昭和の暮らしを体験宿泊
カフェから奥へ入って宿泊スペースへ進むと、町屋造り特有の奥行にまず驚きます。昔ながらの趣きを残しながら、あちらこちらにレトロな調度品が飾られていて、思わずあちこち撮影したくなるようなフォトジェニックな空間が広がっています。








2階の和室は100年近く前の、建築当時の内装がそのまま残っていて、天井板は当時もかなり高価だった屋久杉が使われいている贅沢な造り。
こんな格式高い空間に1人¥3,200で泊まれてしまう、なんとも貴重なお宿です。ご利用は素泊まりのみで、お1人でもグループでもみんなで一緒に部屋を使うゲストハウススタイル(男女は別)。
ゲストハウスとは
同じ部屋に複数人が寝泊まりするドミトリータイプ。基本的にアメニティや食事のサービスがないことで低価格で宿泊できる。宿泊者同士やオーナーとの交流が生まれやすい。




予約状況次第で2~8人で部屋を貸切ることも可能です。思わずテンションがあがってしまいそうな非日常空間で、仲間との素敵な思い出がたくさん残せそう。




設備も清潔に整えられていて、お風呂は昭和版と現代版の2タイプ。
宿泊客の口コミも上々で、各予約サイトで高い評価を得ています。

地域にも開かれた場所へ
1階カフェにはスクリーンやピアノがあり、ライブやうたごえ喫茶などのイベントも開催しています。カフェの奥にある和室も1ドリンクの注文で利用できるとのこと。サークル活動や会議などの場所としても最適です。


建物のさらに奥には、これまた歴史が古そうな「蔵」があり、ギャラリーなどの展示やヨガ体験など催しにも利用されています。


オーナーの小幡さんは「地域の人達にもぜひ使ってほしいし、遠くから青梅に訪れる人と地域の人がつながる場所になれば」といいます。
「もともと旅行が大好きで、海外のゲストハウスをよく利用していて、日本でも気軽に泊まれるゲストハウスをやってみたかった。カフェに関して実はうといので、誰かカフェをやってみたい人がいれば是非一緒にやってほしい」とのこと。
たとえば見学だけでも自由に2階も見ていってくださいね、と気軽に立ち寄ってほしいという小幡さん。ぜひ昭和レトロな雰囲気を味わいに、のぞいてみてください。
宿泊の注意事項
・アメニティの用意はないので、タオルや歯ブラシなどは持参ください
・部屋に飲食の持ち込みは可能ですが、貴重な建造物なので汚さないよう配慮願います。
・2階和室は、重要文化財の内装であるため、10歳以下のお子様は利用不可とさせていただきます。