山と川、自然を愛する2人が開いた古民家カフェ。
御岳渓谷と山並みを臨む絶好のロケーション!そして古民家をリノベしたぬくもりある空間に、誰もが非日常の癒しにほどけてしまう、とっておきの隠れ家カフェです。
店舗情報 | |||
---|---|---|---|
電話 | 090-1422-7171 | ||
住所 | 東京都青梅市沢井3-780-1 | ||
営業 | 11:00-16:00 | ||
営業日 | 不定休 ※イベントで臨時休業もあります | ||
駐車場 | あり ※詳細は下記サイトにてご確認ください | ||
最寄駅 | 沢井駅・御嶽駅より徒歩8分 | ||
WEB | https://www.sawai-mountaincafe.com/ | ||
https://www.instagram.com/sawai_mountaincafe/ |

里山の大人の隠れ家
沢井駅と御嶽駅のちょうど真ん中くらい、青梅街道沿いから細い石階段をのぼった陽当たりのよい高台に建つのが沢井マウンテンカフェです。
石階段の脇には高水三水から湧き出る湧水が流れていて、大樹をくぐると築90年の古民家が見えてきます。玄関を入ると、店長の小原久典さんと奥様のポーリンさんが笑顔で迎えてくれました。


純和風の古民家なのに、ジャズが流れているのがなんだかしっくりして落ち着く感じ。
板の間にはテーブル席とカウンター席があり、昭和初期の趣が残る和室へとつながっています。南西向きの和室はガラス張り。おひさまがたっぷり差し込む中、御岳山から日の出山へと繋がるキレイな稜線が見えて癒されます。



広いお庭にはシンボルツリー「もみじ」の見事な大樹が鎮座していて、春は新緑、夏は木漏れ日、秋は紅葉と、季節ごとに訪れる人を楽しませてくれそう。

テーブル席で稜線を眺め、美味しい空気と美味しいランチをいただきながらゆったり過ごす。これぞ至福の時。
どこか懐かしいような、居心地よい空間にはゆっくり時が流れている感じ。
日々のストレスが多い私たち現代人には、こういうほっと息がつける場所が必要なんだということを実感します。

お野菜たっぷりカラダ想いのメニュー
メニューの一番人気は「焼き野菜カレー」。まろやかな中にもピリッとスパイスが効いていてクセになりそう。ごはんは相性ピッタリの「あきたこまち」にこだわって取り寄せしています。
お料理も飲物も「スパイス使い」に小原さんのこだわりを感じるのですが、ご自分で専門店を訪ね吟味しているのだとか。




このカフェは前払いのセルフサービス制。好きな席を選び、注文書に記入したら先にお支払い。
お料理ができたらブザーが鳴るので取りに行き、食器はご自身で返却するという形式です。







カフェ来店には事前予約がおすすめ!

●営業日がシーズンによって変動するので、まずはお店のHPで営業日をチェック!
https://www.sawai-mountaincafe.com/
●予約ご希望の方は、下記予約フォームから前日までにご予約を。
https://ws.formzu.net/fgen/S889637689/
●当日のご予約はお電話で!
(ただ店主一人営業のため、営業時間中のお電話は出られない可能性もあり)
お席が空いていれば、ふらりと立ち寄っていただいてもOKとのこと!
確実にカフェを利用したい方は事前予約が安心です。
山遊びを楽しむ人をおもてなししたい
奥様のポーリンさんは、アウトドア好きが高じて自ら立ち上げたアウトドアイベントの会社【アドベンチャーデイバズ(以下ディバズ)】の代表。様々なアクティビティーの企画・ナビゲーターを担当をしています。
小原さんは、そのサポートとアウトドア料理など「食のおもてなし」や経理などを担当し、まさに二人三脚で山遊びの楽しさを多くの人に伝えてきました。


以前は会社が都心にあったため、お2人が活動効率を考えて拠点を移そうと模索している頃、この古民家に出会いました。
地元とのご縁がつながり、荒れはてた家をどうにか整え、イベントを開始した矢先、コロナの影響で活動が完全に止まってしまい呆然。
そんな時、地元の方の言葉に背中を押されたと言います。「この辺りには店がないし、カフェでもやったら?やるなら手伝うよ」
決断はしたものの、手を入れるべき場所がありすぎて、どこから手を付けて良いものか途方に暮れたそうですが、コロナ禍でオープンが先延ばしになっていく分、地元の方に助けていただきながら丁寧にカフェづくりができたのだとか。


そして世の中が落ち着きを取り戻してきた2020年6月にオープン。
「あくまでも自然を楽しむ人たちの拠点づくり、というのが基本。そこに今までやってきたことの延長としてカフェ的要素をプラス、幅広く「おもてなし」を提供したくて」と小原さんはいいます。
アウトドア遊びのフォローサービス
◉荷物預り…1日500円
ハイキングやトレイルランニングの際の不要な荷物預り
(途中の出し入れ自由、受取りは営業時間内に)
◉シャワー…500円
山遊び、川遊びの後、シャワーを浴びてスッキリ帰宅
(シャンプー、石鹸あり、タオル要持参)
※シャワーは1つだけなので待つこともあり


無限に広がるおもてなし構想
カフェ運営だけでなく、毎年秋ごろ地元の名産”沢井柚子”を使った柚子胡椒や柚子餅を手作りするワークショップも開催!
他にも日帰りハイキング、トレッキング、地図読み講習会やとテント泊ワークショップなど、様々なアクティビティも、ここ沢井マウンテンカフェを拠点に開かれていますので、ぜひHPをチェックしてみてください。

更に英語が堪能なお2人は、外国人対象のおもてなしも考えているとか。
「ディバスのお客様だけでなく、沢井・御岳を楽しんでくれる(世界中の?)方、もちろん地元の方にも気軽に立ち寄ってもらいたい。そしてそのお客様同志の出逢いや交流の機会を提供する場所でありたいですね」
お2人の「おもてなし構想」は単なるカフェの営業にとどまることなく、無限に広がっていきそうです。

青梅市在住10年目の水彩画家です。個展やお教室中心にゆるゆる活動中。青梅は知るほどにステキな場所、ステキな人がいっぱいですね。最近急激に「青梅愛」がつのり、取材じゃなくてもそそられる場所をアチコチ訪ねてます。