CAFE YUBAは青梅市小曽木の老舗、岩蔵温泉儘多屋(ままだや)の前にあります。お店の名前「YUBA」は温泉近くの「湯場」であることに由来しています。
店舗情報 | |||
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電話 | 0428-74-4405 | ||
住所 | 青梅市小曽木5-3142 | ||
営業 | 11:00-16:00 | ||
営業日 | 木曜・金曜・日曜 | ||
駐車場 | 7台(儘多屋と共用) | ||
WEB | https://cafeyuba.com/ |
小曽木・岩蔵温泉の山小屋風CAFE

歴史ある温泉と共に佇む店内は、ぬくもりのある空間にたくさんの本が並んでいます。
こちらのお店は儘多屋6代目の儘多菜つ美さんと妹さん、お母様が運営されているカフェです。
小さなお子さんを子育て中の菜つ美さんにお話を伺いました。


菜つ美さんの小学生の夢は本屋になること。その想いが続き、CAFE YUBAはブックカフェとしての一面も持っています。



めかくし文庫の本は、かわいい袋の中に入っていて中は見ることができません。欲しい人はシールに書いてある文章から直感で本を選びます。
遊び心がある本の選び方は、最近人気があるスタイルだそうです。
お客様の変化と共に変わっていくカフェのこれから
場所柄、ハイカーや年配のお客様が多く、カフェというより喫茶店という方がしっくりきていたそうです。ところが、ここ1~2年は若い女性の来店が増えてきたとのこと。
これは、菜つ美さんが地元の商工会にアドバイスを求め、HPやSNSを使った発信を始めたことも大きいかもしれません。

お客様の年齢層が変わることでカフェも少しずつ変化を見せています。
店内でワークショップを開催したり、蛍を鑑賞に行くイベントを催したりと、新しい試みに積極的に挑戦しています。
実は、菜つ美さんはソムリエや利酒師の資格も持つほどお酒が好き。
子育てが落ち着いてきたら、夜カフェやお酒を楽しむ時間も登場するかもしれませんね。

お店で一番人気のメニューとして紹介してくださったのが、岩蔵コーヒーです。
ご近所にお住いの地元の焙煎名人が焙煎したオリジナルだそうです。


他にもお隣の瑞穂町で生産された東京紅茶MIZUHOもありました。
地元に根付くお店だからこそ扱える、オリジナリティのある品々は希少価値も高く、一度試したくなる存在です。
ランチの内容はその日によって多少変更するとのことでしたが、そのゆるさもまたお店のスタイルに合っていて素敵だなと思いました。


※メニュー内容や価格は取材当時のものです。
居心地が良い空間なのは来てほしいお客様像があるからこそ
取材の日、あまりに居心地のいい店内に、気がついたらほぼ1日滞在していました。
店内のつくりは、明るく開放的で緑を眺めながらゆっくりできます。静かにひとり時間を楽しめそうなカウンター席も魅力的でした。

たくさんの可能性を秘めているお店がこれからどんな風に変化していくのかがとても楽しみです。
常連さんが気に入りすぎて、あまり人に教えたがらないというのも納得できるほど落ち着ける空間でした。



菜つ美さんの「自分の世界観があるお客様に来てほしい」「カップルがそれぞれ自分の本を楽しめる場でありたい」という言葉がとても印象的でした。
そして、その想いが変わることなくCAFE YUBAの変化が続いていってほしいとお店のファンとして願っています。

執筆者:momoko
青梅市在住・主婦
美味しいお店と雰囲気のいいお店好き。