客室は全8室。現在は密を避けるために最大4組の受け入れで稼働しています。
人数に合わせて準備される客室は、のんびりくつろげる空間。
窓の外は御岳の大自然が広がり、東向きのお部屋からは日の出も望めます。
雨の日には雲に包まれる御岳山。雲の中に広がる自然の景色も神々しく、その中での目覚めは山に守られているかのよう。
各部屋には肌ざわりがなめらかなホットカーペットが敷かれています。
寒い時期には足元から温まることができ、またカーペットの上に布団が敷かれることで暖かくてぐっすり眠りにつけます。
お料理は、御師のご主人と女将、大女将の3人で切り盛りしています。
大女将の喜代子さんは87歳の今も現役で厨房に立たれている大ベテラン。
お彼岸には手作り牡丹餅、春には山菜や竹の子ごはん、秋には栗ご飯など、御岳山の移ろう四季と憩山荘の皆さんのまごころを感じることができます。
ところで憩山荘の皆さんは片柳さんですが、屋号は五判(ごはん)といいます。片柳さんは御岳集落に沢山いるので、集落の中では"ごはんさん"と呼ばれています。
揚げ物は御師の片柳正喜さんの得意料理。カリッ、ふわっと揚がっていて好評の美味しさです。
御岳名物の御岳汁は11月~3月の冬季限定で提供されます。大根、人参、里芋の根菜類と、豚肉、お豆腐、きのこなど、たっぷりの具材に澤乃井の酒カスを合わせたコクとまろやかさがクセになる逸品です。
御岳山の湧き水で炊かれた白米も美味しく、女将の「おかわりしてくださいね~」のひとことについついお箸が進みます。
山の水は、山に住む人の生活水であり、限られた水を絶やさぬよう大切に使用しています。クセがなくなめらかな口当たりで飲みやすいお水です。
前日の夕食までにお願いすることで、おにぎり弁当を作っていただくことも可能です。お塩で食べるゆで卵の茹で加減が絶妙で登山のお供にピッタリ!
御岳山はケーブルカー御岳山駅から更に登った宿坊・神社周辺にはコンビニがありません。山を散策する際はお弁当があるとゆっくり楽しめます(必ずゴミは持ち帰りましょう)。
※料理内容は季節により変わります
グループ毎に時間帯を決めて入浴する家族風呂形式です。磨き上げられた浴室内は清々しく、ジャグジー付きの浴槽に身体を沈めると山登りの疲れも癒されます。晴れた日には窓から見える景色を楽しみながらの入浴も至福の時。
お子様用のベビーバスも貸し出し可能で、乳児でも安心してご家族といっしょに入浴することができます。
洗面所・お手洗いは共同です。館内は隅々まで掃除が行き届き、至る所から清潔さを感じられます。
ロビーは広々としたスペースで、コーヒーやハーブティーを頂きながらのんびり過ごすことができます。
「森のコーヒー」は、農薬不使用・化学肥料不使用、生態系が保たれた森の中で栽培されたコーヒー豆を使用した、人にも環境にも優しいコーヒーです。
憩山荘一番の魅力、それは気さくで笑顔のステキな女将のおもてなし。
「女将にまた会いたい」と誰もが女将の人柄にホッとし、また帰ってきたくなるお宿です。
現在はコロナの影響でなるべく接触を避けた接客となっていますが、最低限の接客の中にも充分に温かい配慮を感じます。
女将が憩山荘へ嫁いで来た当初はまだ山頂への道路が通じておらず、ふたりの子供は年齢が4歳に達すると自らでケーブルカーとバスを乗り継いで保育園へ通ったとか。周囲の協力と文明の力に助けられながら子育てと宿業を両立した女将は、現在ほぼ全ての接客を担っています。
女将のお気に入りの場所は、緑に苔むした神秘的なロックガーデンと、不思議な御神木が守る産安社。「あまりメジャーではないけれど、どちらもいつ行っても魅力的な景色に感動させられる。」と教えていただきました。
「御岳山が大きな山でありながら、山火事もなく、大きな事故もなく、そのこと自体が御岳山が神域である証なのではと」と女将は話します。
憩山荘では「なにもないことを楽しんでいただきたい」という女将。
御岳山に登り、憩山荘で憩うひとときは最高の贅沢なのかもしれません。
宿泊料金(1泊2食付き)
大人 ¥10,780/人(平日2名宿泊時)~ ※人数・曜日により変動
小学生 大人料金の80%
幼児 (食事・布団あり)大人料金の60% (食事のみ)大人料金の40% (布団のみ)大人料金の20%
乳児(食事・布団なし)¥2,000
素泊まり
なし
合宿プラン
大人 ¥7,150~
子供 ¥6,050~
乳幼児連れ情報
離乳食持ち込みOK / ベビーバスあり / 子供用椅子なし / ベビーベッドなし
設備
Wi-fi / お茶セット / 金庫 / アイロン(貸出) / 加湿器(貸出) / コピー機 / FAX / ビデオデッキ(DVD・VHS) / ラジカセ /ホワイトボード(黒板) / 投影用スクリーン(簡易) / 自動販売機
アメニティ
ハミガキセット / タオル / バスタオル / 浴衣
浴室
ボディーソープ / リンスインシャンプー / ドライヤー
憩山荘 基本情報
住所 | 東京都青梅市御岳山75 |
---|---|
ケーブルカー御岳山駅から | 徒歩12分 |
電話 | 0428-78-8566 |
チェックイン | 15:00(最終チェックイン19:00) |
チェックアウト | 10:00 |
宿泊可能人数 | 1名からOK |
現地でのお支払い | 現金 / クレジットカード / PayPay |
冷暖房費 | ¥330 |
予約方法 | 電話(10:00~17:00) じゃらんnet |
※掲載内容は変更の可能性があります。(2021年5月現在)
執筆者:三浦 映理
OMEGOCOTI 取材・編集スタッフ
青梅市柚木町出身。都心から青梅にUターン後、子供の頃は知らなかった青梅の魅力に気付き始めました。青梅に住む人・訪れる人に心のこもった情報を届けていきたいです。
普段は東青梅でエステサロンをしています。
子連れ・託児OKのアットホームなサロンです♪
https://reine-ome.maisonwalea.com/