2021/1/12(火)10:00-19:00
毎年、旧青梅街道を通行止めして、青梅駅前一体ホコ天となる【青梅だるま市】。
今年はコロナ過で青梅市は実施しないとしていましたが、青梅だるま保存会が「300年の伝統の灯を消してはならない」と『六斎市青梅だるま販売会』として開催、お焚き上げも行われることになりました。
交通規制は行われず、ホコ天にはならず、出店数も半分程度になります。

だるま販売は、下記の2か所
◉ネッツたまぐーセンター前
◉住吉神社横の駐車場
露店は、仲町・本町・住江町駐車場内の3か所に出店します。

★各駐車場が会場になるため、会場付近に停められる台数が減ります。電車かバスでお越しいただくのがおススメです。
★熱や咳がある方・体調がすぐれない方は、ご来場をお控えください。
★マスク着用・消毒・ディスタンスを守って、露店で飲食する際は飛沫感染にご配慮ください。
例年1月12日に開催される、青梅だるま市。旧青梅街道を600mほど車両通行止めにして、道の両側にだるまがずらっと並びます。だるま店合わせて露店が200店舗、例年平日にも関わらず1万人以上の人出があり賑わいます。


前年撮影。今回はホコ天にはなりません
青梅だるま市の由来
およそ400年前の安土桃山時代の頃とも、550年前の室町時代まで遡るともいわれ、そのころの六斎市(ろくさいいち)がその始まりといわれています。
その時代から青梅は織物の町として栄え、2と7のつく日に織物を主とした物々交換の市が開かれていました。正月の2日と7日は松の内ということで市が開かれず、1月12日が年の初めの市であり、そのとき青梅の産業の中心であった養蚕の繁栄を祈って「まゆ玉(米粉を繭の形に団子にしたものをつげの木にいくつもつけたもの)」が売られていました。その日が現代まで継がれているので、青梅のだるま市は曜日に関係なく毎年1月12日に開かれます。
養蚕産業の衰退とともに「まゆ玉」は姿を消し、縁起物として一緒に売られていた「だるま」と露店の風情が今も残っています。

赤いダルマだけではなく、色とりどりのダルマをご存知ですか?
白 合格、大願成就
緑 交通安全、身上安全
紫 健康長寿、無病息災
青 学業成就、身上安全
金 金運上昇、商売繁昌
黒 魔除け、事業繁栄
黄 開運吉祥、夢の実現
ピンク幸福、恋愛
赤 魔除け、無病息災
それぞれご利益があります。ダルマは一番小さいもので500円前後からあり、おじいちゃんには紫、ドライバーのパパには緑、お子さんには青と、家族みんなにそれぞれのお守りダルマをお持ち帰りするのもいいですね。




東京だるま(多摩だるま)の特徴として、目の周りに金箔が貼られ、高崎だるまよりはひげの数が少なくあっさりと優しい印象。
また、だるま屋がそれぞれ家族みんなで手作りするという家内制手工業で、完全なハンドメイド。
土台の型から手作りで、お顔もすべて手書きなので、よくよく見ると店舗によって結構お顔が違います。
職人技の個性が光る、立派な伝統工芸品です。
なんかこのだるまさんの顔が好き...という好みもきっとあるはず。
そんな自分だけのだるまさんを探し歩いてみると面白いですよ。

住吉神社参道ではお焚きあげも行われているので、去年お世話になっただるまやお守りをここに納めます。
温かい甘酒もふるまわれます(2021年は甘酒の接待はなし)。

2021年、願いだるまはありません
願い事を書いて大だるまに貼っていく「願いだるま」が、街道沿い中心部の一角(駅前ロータリー交差点付近)に設置され、青梅だるま市の歴史の展示もみることができます。
イベント詳細
開催日時 | 1月12日(日)10:00-19:00 |
---|---|
場 所 | JR青梅駅周辺(旧青梅街道沿い) 地図を確認する |
交通規制 | なし |