おとぎの国から飛び出したみたいなお店。
青梅市新町、南フランス・プロヴァンスをイメージしたデザインという2階建ての洋館は、河辺駅近くの人気洋菓子店マシェリーアンジュの2号店、マシェリ―アンジュプラスです。
エントランスだけでもワクワクするような扉を開けると、色とりどりのケーキや焼き菓子。
マシェリ―アンジュさんのケーキ達はおおぶりでどれも華やか、凝ったデザインのものが多く、どれにしようか目移りしてなかなか決められません。
マシェリ―アンジュさんの人気の秘密は、こだわりぬいた素材の良さ。全国のパティスリーで奪い合いになるほど貴重な発酵バターを贅沢に使用しているのだとか。
その美味しさが一番分かるのが、このシンプルなクッキーなのだそうです。
香ばしさと心地よいザクザクの歯ざわり、ぜひ一度お試しください。このとっておき生地が華やかなタルトなどの土台として使われているので、最後の瞬間まで美味しい…!
シェフにイチオシを伺うと、う~んとしばらく悩まれて、「なかなか1つに絞れないですけれど、どれか選ぶとすれば、ベイクドチーズケーキですかね」とのこと。
華やかなケーキに目が奪われていたので、正直いままで見落としていたほど、ザ・シンプル。ところが食べてみると、本当にナットクでした!誰もが知る定番のチーズケーキに、こんなに驚いたことはあっただろうかというほど、奥ゆきのあるなめらかな味わいと自慢の香ばしいザクザクタルト。これはハマりそうです。
オーナーの宮岡昭夫さんはもともと製造業出身。25歳の時にパティシエに転身したという異色の経歴をもちます。横浜の有名パティスリー等での修行を経て、青梅の地で2013年に開店しました。
今はかなりの人気店ですが、最初の1年はかなり厳しかったそうです。
「オープン当初は、フランス本場のお菓子を並べたんです。でもお客さんがなかなか来なくて」
そこで、ここに住む人たちが求めるものをつくることに切り替えました。
「こんなの出来る?」というニーズがあれば、無茶ぶりでもそのリクエストに全力で応え試行錯誤。
「たとえば、ピアノ型のケーキなども造りました」
ほとんど赤字に近いオーダーメイドでも、お客様の笑顔が嬉しくて、無理を承知で応えたといいます。そうしていくうちに、だんだんとリピーター客が増えていったそうです。
「だからオーダーケーキは、お客さんとお店をつなぐ大切なケーキとして、今も思い入れが大きいです」
2020年12月現在、14人もパティシエが在籍するまでの大所帯となったマシェリ―アンジュですが、お店の看板や壁塗り、店内ワゴンまで、宮岡シェフ自らDIYするのだとか。
「なんか自分でやりたくなっちゃうんですよ」と、きっと根っからの「モノづくり」ビトなんですね。
新町のマシェリ―アンジュプラスでは、2階フロアに小さなイートインスペースもあり、遠方からのお客様がその場でケーキを食べたいときに利用できるそうです。
マシェリ―アンジュプラス
電話: 0428-28-1177
住所: 東京都青梅市新町2-13-9
営業時間:10:00-19:30
定休日: 不定休(Webサイト定休日カレンダーをご覧ください)
駐車場: 専用2台と他(直接お問い合わせください)
WEB: https://www.macherie-ange.com/
instagram:https://www.instagram.com/macherieange_official/