青梅在住写真家が撮った、土方巽の最後の記録
2024/7/14(日)-25(木)
10:30-18:30(会期中は無休)
@THE ATELIER(青梅市本町130-1ダイアパレスステーションプラザ青梅204)
入場無料
土方巽(1928-1986)は、「暗黒舞踏」の創始者として、西洋舞踊のまね事ではない、日本独自の"舞踏"を切り開いたダンサー。
国外では「BUTOH」の名称で、1970年代後半よりジャンルを越えて、世界中のアーティストに影響を与え続けている。
その土方巽の最後の舞台に偶然カメラマンとして撮影していた写真家が、青梅在住の黒田氏。
土方巽は当時誰にも知らせることなくやめてしまったため、残された記録は歴史的な資料として大変貴重なもの。
たまたま撮影していた黒田氏が青梅在住だったことから実現した、今回の写真展。
舞踏家・工藤丈輝による舞踏公演7/21(日)はSOLD OUT。
土方巽の舞踏写真は50年ぶりの公開となるが
2023年のロサンゼルスの写真展では
「BUTOH」を知らない若者たちが
未知の世界を見るような表情で鑑賞する様子が散見された。
土方は断食して、肉体の極限に挑み、臨終の際を踊った。
舞踏は、未開の領域へ降りていく扉かもしれないと思う。
NIGHT MUSEUMツアー
黒田康夫 写真展【土方巽 最後の舞踏】をより深く鑑賞するナイトツアー
7/14(日)、16(火)、19(金)、22(月)、24(水)
18:30-19:30
参加費500円
【ご予約はこちら】
舞踏家・工藤丈輝 舞踏公演
10/6(日)夕刻より
武州青梅金刀比羅神社境内にて
予約不要(無料)
お問い合わせ先:lplc.of.art@gmail.com/0428-84-0678(喫茶ここから内10:00-18:30/風間真知子)
土方巽(1928年3月9日-1986年1月21日)は、日本の舞踏家で、「暗黒舞踏」を生み出した先駆者として知られる。
秋田県秋田市出身で、若い頃に地でドイツ風のノイチ・タンツを学び、24歳で上京し、モダンダンサーとしてデビュー。1959年に発表した「禁色」三島由紀夫の小説のタイトルを引用し、その斬新な内容で舞界に強烈な印象を与えた。
1960年代に発表された彼の作品は、倒錯的なエロティシズムや挑発的な暴力をテーマにしており、従来の舞踊の概念を打ち破る新しい身体表現を模索した。
1968年の「肉体の叛乱」を境に、彼のスタイルは日本人の身体性に根ざした「婚犠大踏鑑」という一連の作品に発展していった。そして、1972年10月には「燔犠大踏鑑第二次暗黒舞踏派結束記念公演・四季のための二十七晩」が挙行された。
1973年の公演「静かな家」、そして大駱駝艦の「陽物神譚」に特別出演した後、踊ることをやめアスベスト館を拠点に作品の構成や演曲、後進の指導に専念するようになり、1986年に逝去。
1998年には慶應義塾大学アート・センターに「土方巽アーカイヴ」が設立された。
1948年盛岡生まれ
立教大学写真部のフィールドワークで、返還前の沖縄を撮ったことが、写真を志向する始まりとなった。
舞踏は、70年代の文化状況をスナップしていた頃の作品。その後、インド、チベットを起点に、主にアジア各国を旅しながら撮影する。
国内では、生活の周辺と現代アートを中心に撮影、写真的思考を試みている。
仙台市出身。
慶應義塾大学仏文科卒業。
在学中より舞台活動を始めるが舞踏との出遭いが以後の針路を決定づける。渡米して玉野黄市に師事。和栗由紀夫作品に出演ののちソロ活動を開始する。’90年代後半に山海塾に参加。元藤燁子主宰のアスベスト館ではその封印まで舞踏手のみならず振付まで手がける。 近年はソロを主軸に各国で公演、ワークショップをしてまわる。
武州青梅金刀比羅神社は、今から約400年以上前に青梅村(今の青梅市)に設置された神社。
江戸の当時より文人たちが集い、文化・芸術のサロンだった歴史があるこの神社では、いまも定期的に音楽家や詩人、踊り手のパフォーマンスが披露され、地域にむけて芸術を楽しむ機会を提供し続けています。
また直近では崇敬会のメンバーが、2022年12月1日より老朽化した建物を改修するためにクラウドファンディングに挑戦。地域住民だけでなく日本中の方々から支援を募り、およそ250名以上の方々から支援されました。
改修作業は順調に進行し、2022年からは有志による「こんぴらふねふねご縁市」というマルシェイベントが毎月実施されています。
※本企画は公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京(地域芸術文化活動応援)の助成金を受けています
イベント詳細
開催日時 | 7/14(日)-7/25(木)10:30-18:30 |
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場 所 | THE ATELIER(東京都青梅市本町130-1ダイアパレスステーションプラザ青梅204) 地図を確認する |
入場料 | 無料 |
駐車場 | すぐそばに駅前コインパーキング有 |
アクセス・道案内 | 青梅駅から徒歩30秒 |
お問い合わせ | lplc.of.art@gmail.com 0428-84-0678(喫茶ここから内10:00-18:30/担当風間真知子) |
近隣の市街地でも、地元の方のご厚意とご協力で展示していただいています
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