目 次
ケーブルカーを降りて徒歩10分ほど。
御岳集落に入ってまもない一角に建つ、東向きに開けた登奈利荘。いわゆる民宿風の宿坊で心やすく迎えてくれます。
思わず「ただいま!」と言いたくなってしまうようなくつろげるお宿です。
広く取られた窓から日の光がたくさん入ってくるお部屋は、開放的で快適。
周辺の自然が望めるベランダもあって、晴れた暖かい日には御岳山の美味しい空気を吸いながら、軽く体を動かしてみたりなどすれば、体も心もリラックスすること間違いなしです。
登奈利荘の食事はすべて、女将の丁寧な手作り。
夕食も朝食も、旬の食材がふんだんに使われたお料理のオンパレードです。
自家栽培のお野菜などが盛られた小鉢や、あったか状態で出される茶碗蒸しなど、いずれもとても丁寧に作られていて、見た目にも美しく箸が進みます。
朝食も、手作りの刺身こんにゃくを始め、品数豊富。焼き魚や卵焼きも実にほどよい味加減で、食欲がどんどん出てきてしまいます。
お食事は基本的に広間でいただくのですが、希望があればお部屋まで運んでもらうことも可能だそうです。
※料理内容は季節により変わります
登奈利荘のお風呂は、お湯が循環する造りになっているのですが、その循環経路の中に「トルマリン」と「十和田石(とわだいし)」という鉱石が仕込まれています。
「電気石(でんきせき)」とも呼ばれるトルマリンは、加熱により電圧を発生し、それが遠赤外線効果やリラックス効果を生み出すとされるもの。また、表面に小さな穴がたくさんあり、吸着効果が高い「十和田石」は、保湿・保温効果、脱臭効果、遠赤外線・マイナスイオン放出機能などがあるとされるものです。
深夜でも早朝でも、いつでも入りたいときに自由に入浴できます。
ゲームと漫画で育ったという若主人所蔵の漫画本が大量に書棚に並び、その脇にはごろりと横になれるソファー。
「まるで我が家のように」くつろいでしまう、肩肘張らない雰囲気の登奈利荘。合宿やグループ宿泊のかたにも人気です。
「うちは、小学生の子どもがいることもあるのですけど、近所の子どもたちのプレイルームにもなっていますよ」とのこと。登奈利荘は、そんなアットホームなお宿なのです。
滞在中夕食を楽しんでいると、若主人の智光さんがお酒をもって、たくさんの御岳山の話をしてくださいました。
智光さんは平日はふもとでサラリーマンとして勤務しながら、土日は御師としての役割を果たします。また御岳山の御師は智光さん含めて皆さん、東京都の無形民俗文化財として知られる「太々神楽(だいだいかぐら)」を奏でる楽人・舞人でもあり、長年にわたり消防団としても活動されていて、御岳山のことを熟知されている方でもあります。
現代においてはなくなりつつある風景が、この山では今も受け継がれていて、智光さんのお話は時間が足りないほど楽しいものでした。
「御岳山について、もっと興味を持っていただけると嬉しいです。ご希望があればお酒のお相手もいたしますし、時間があえば山に一緒に行ってご案内もいたします」とのこと。
お泊りの折にはぜひ一度御師さんや女将さんにお声かけしてみてください。
神様のいる山、御岳山ならではの不思議な話なども聞けるかも知れませんよ。
宿泊料金(1泊2食付き)
大人 ¥11,000/人
小学生¥8,800
幼児(食事・布団あり)¥6,600、(食事のみ)¥4,400、(布団のみ)¥2, 200
※年末年始は、正月特別料理の為、お一人様 12,000 円とさせて頂きます。
素泊まり
¥6,000/人
団体料金
合宿料金など要相談にて承ります(1泊2食セルフサービス)
乳幼児連れ情報
離乳食持ち込みOK / 子供用椅子あり / ベビーベッド無し
設備
【部屋】TV / エアコン / ファンヒーター / お茶セット / Wi-Fi
【大広間】黒板 / 大型テレビ / DVDデッキ / カラオケマイク / 麻雀 / 将棋 / 碁 / コピー機
アメニティ
ハミガキセット / タオル / バスタオル / 浴衣
浴室
ボディーソープ / リンス / シャンプー / ドライヤー / 綿棒
登奈利荘 基本情報
住所 | 東京都青梅市御岳山49 |
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ケーブルカー御岳山駅から | 徒歩10分 |
電話 | 0428-78-8447 |
チェックイン | 15:00 |
チェックアウト | 10:00 |
宿泊可能人数 | 2名からOK |
現地でのお支払い | 現金 |
施設使用料 | お1人300円 |
予約方法 | 電話(8:00~20:00) |
※掲載内容は変更の可能性があります。(2021年8月 現在)
執筆者:村野公一(むらのきみかず)
ニックネーム:Moose(ムース)
よろず企画ごと引き受け業、イベント等の制作・演出業、そして、もの書き業と講師業、しています。我が町・青梅のよい情報をいろいろな形で発信するおへんなし集団「NPO青梅まちづくりネットワーク」の代表理事や、贈答品・古美術品などを扱う「貴宝商事」の代表もしています。青梅とその周辺をうろうろしながら、いろいろなこと、やっています。そうそう、音楽が好きで、ピアノも弾いています。祭りも好きで、お囃子と江戸研究もやっています。……っと、そんな感じです。
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